大学入試で物理を選択する理系受験生は多い。しかし、物理を高3で履修することが多いので、なかなか大変だ。物理は、数学IIIに匹敵すると思って欲しい。
物理基礎を、基礎+基礎で選択する受験生は少ない。
普通、基礎+基礎は、生物基礎と化学基礎を選択する。ここで、地学基礎を選ぶと、9割以上失敗するので、選んではいけない。
物理基礎と地学基礎は、物理と地学との境界がはっきりしない。
しかも、参考書や問題集が極端に少ない。
それでも、物理基礎は、理系なら選択の余地がある。
力学は、円運動を除いて物理と同じ。
等加速度運動までが分かればよい。
熱学は、大したことないが、比熱と熱容量まで。
割と難敵は、波動。
固定端反射と自由端反射、定常波まで。
ここが苦手なら集中撃破。
電磁気は、中学生レベルなのでラクだ。
物理本体は、そうはいかない。
まず、力学。
円運動は、数学IIIの微分ができないと、理解が難しい。
熱学も、気体の分子運動論から、等温変化、等圧変化などレベルが高い。
さらに、電磁気。
電界まではよいのだが、磁気が入ると公式のオンパレード。
最後のインピーダンスまでなかなか辿りつかない。
ガリ勉ではムリな、頭のよさ、が必要になる。
最後の原子は、理屈が分かればそんなに難しくはない。
物理基礎は、セミナー(ブログレスならさらによい)を繰り返し、秋から赤本。物理基礎は、分かれば満点が狙える。
物理は、セミナーがタコなので、他の参考書や問題集を。
例えば、旺文社の漆原のシリーズなど。
秋までには、一応終えたい。
最後は、共通テスト問題集。数研出版のをメインに、他の問題集をサブにするといいだろう。
物理は、マークでも記述でも基本的にかわらないから、マークが仕上がれば、記述も自動的に仕上がる。
あとは赤本で最後の調整だ。
頑張れ! 受験生!