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基礎の徹底こそ、大学合格の近道なのだ

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高校時代の参考書はほぼすべて後輩にやってしまったり捨ててしまったので、残っているものは少ない。
小さくて薄いから残っていたと思われる一冊。

僕らは悪名(?)高い1971年指導要領で学んでいる。
当時の高校の数学Ⅰというのは、今の数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bのほどんどを含んでいる。

数学ⅡBは、数列、行列、ベクトル(空間ベクトル。平面ベクトルは数学Ⅰ)、微分、積分という構成だった。

で、当然あまりにも数学が難しい。
しかも、理数科は12月にはその数学Ⅰを終えて、3学期には数学ⅡBに入るというスピード。

今にして思えば、数学に苦労したのは当然なのだが、偶然にも高1の中間テストで数学で85点をとったので、なめてしまった。

結果は、苦戦続き。

苦し紛れに、参考書もかなり買ってもらった。
その中の一冊がこれ。

多分、今の長生高校の生徒には、一問も解けない。
どころか、解説を読んでもチンプンカンプンだろう。
僕もかなり苦戦したあとが残っている。
この科学新興社(今はない)の参考書とか、東京出版の「大学への数学」は、手を出すべきではなかった。
しかし、数学ができる友人が多く使っていたので、つい手を出してしまった。

もっとも当時の長生高校では、問題集も数研出版の「オリジナル・スタンダード」という解説が全然ない、しかも難しい入試問題を集めたものだったので、今の高校生とは全然環境が違う。

数学なら、長生高校が勧めている「青チャート」か、茂原高校などが勧めていた東京書籍の「ニューアクションβ」がもっともすぐれている。
とりわけ、ニューアクションβは、公式の導出などがしっかりしていて、理系の生徒、受験生にもかなりよいと思う。

数学によらず、基礎・基本を大切にした方がいい。

ある教科が得意な友達がいると、その友達が使っている教材を、

「これを使えば友人のようにできるようになるかも…?」

と思うかもしれないが、それは間違っている。

参考書、問題集、勉強法について、相談できる人がいることが、入試を突破する上でもっとも大切なことだと思う。

迷ったら、基礎・基本。

あやふやな発展より、100%の基礎・基本の方が得点力的には圧倒的に有利だ。

参考書・問題集なら、80%、最低でも60%は自力でできるレベルのものが最適。

一から、解説・解答を見なければならないレベルのものでは、全然力にならない。

もっとも、サボリにサボった場合は、ほぼ0%の場合もあろうが。
その場合は、迂遠に見えても、教科書と教科書傍用問題集からコツコツやらないといけない。

一方、視点を変えると、数学は「単元突破学習」ができる。
ある単元を終えると、その分得点力はアップする。

やっかいなのは、英語と国語だ。
この2教科は、総合力で勝負なので結果が出るまで時間がかかる。

英語でいえば「単語力」「文法力」「読解力」の力がそろってはじめて得点力になるから。

まずは、単語。
高校生なら「ターゲット1900」の「1500」までを仕上げる。
ターゲットが難しすぎれば、「百式英単語」でもいいから、とにかく語彙力を上げる。

文法は、近年、といって20年ほど前から出題量が減っている。
要は読解に必要程度知っていれば十分なのだ。
「仮定法」あたりが十分なら、「分詞構文」はだいたいでもなんとかいける。

ので、最後に長文読解しながら文法補充をする。

というように、教科・科目別に目標とスケジュールさえしっかりつくり、実行できれば、大学合格は絶対できる。

頑張って欲しい!

高校生あいてに授業をやっていたが、「授業はきっかけや、進度調整にしか過ぎない、要は自習をどれだけできるか、だよ」とつねずねいってきた。

それでも、東工大、筑波大、東京学芸大、千葉大、慶応義塾大、早稲田大、上智大などに合格者を輩出できた。
結果が出る行動をとるべきなのだ、と思う。

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